前回のレッスン「文のつくり方」では、英語の文は「主役+動作+α」の順で組み立てると説明しました。
疑問文と否定文をつくるときは、その語順を少し変化させてあげる必要があります。
でも、一部が変わるだけなので心配しないでください。
疑問文は一つの単語の位置が変わるだけ、否定文は新しい単語が一つ加わるだけです。
4つのタイプの文
英語の文は、動詞のタイプによって4つに分かれます。今回は、疑問文と否定文のつくり方に集中したいので、4つのタイプの詳しい話はまた別の機会にしたいと思います。
- be動詞 (am, is, are/ was, were)
- 一般動詞(do)
- 完了形(have)
- 助動詞(can, could, will, would, shall, should, may, might, must)
疑問文と否定文のつくり方は、4タイプ全て同じです!
疑問文のつくり方
まずは、肯定文を元につくってみましょう。動詞が複数の単語からなる場合、一番目の単語だけを動かします。
- James is 27 years old.(ジェームズは27歳です)
疑問文は、「動詞の一番目の単語」を「文の先頭」に移動します。書くときは、最後に必ず「?」をつけます。
- Is James 27 years old?
練習
以下の文を疑問文にしてください。
- He is from Japan.
- They are Americans.
- It is 5 o’clock.
- She can speak English.
- People are running in the park.
答え
- Is he from Japan?(彼は日本出身ですか)
- Are they Americans?(彼らはアメリカ人ですか)
- Is it 5 o’clock?(今は5時ですか)
- Can she speak English?(彼女は英語を話せますか)
- Are people running in the park?(人々は公園で走っていますか
*問4と5は動詞が2つの単語からできていますね (4. can speak 5. are running)。この場合、動かすのは動詞の「一番目の単語」だけです。ちゃんとできましたか?
否定文のつくり方
否定文は、「動詞の一番目の単語」の「後」に否定を表す「not」を入れます。
- James is 27 years old. (ジェームスは27歳です)
- James is not 27 years old.(ジェームスは27歳ではありません)
練習
以下の文を否定文にしてください。
- He is from Japan.
- They are Americans.
- It is 5 o’clock.
- She can speak English.
- People are running in the park.
答え
* […]の中は短縮形です。canだけは、notと合わせて一つの単語(cannnot)として書きます。
- He is not from Japan. [isn’t](彼は日本出身ではありません)
- They are not Americans. [aren’t](彼らはアメリカ人ではありません)
- It is not 5 o’clock. [isn’t](今は5時ではありません)
- She cannot speak English. [can’t](彼女は英語は話せません)
- People are not running in the park. [aren’t](人々は公園で走っていません)
*問4と5は動詞が複数の単語でできています (4. can speak 5. are running)。否定文でも疑問文と同様に注目すべきは動詞の「1番目の単語」です。動詞をつくる1番目の単語の後ろに否定のnotを入れられましたか?
さて、疑問文と否定文の作り方整理できましたか?
動詞の一番目の単語さえ特定できればいいので簡単ですよね?
2〜3個の単語からできている複雑な動詞もありますが、どんな形の動詞でも注目するポイントは「動詞の一番目の単語」です。
ただし…
一般動詞(do)だけは作り方が異なります。続きは次回…